不思議島クリスマス島の旅



・・・ 11月22日(水) ・・・
5:15起床。
6:00にお迎えがきた。
現地でのガイドはOさんがやってくれるが、移動の方は中国人の人がやってくれることになっているようだ。
ガイドのFさんに私達、総勢5人で出かけた。
まずはアカガニの移動ポイントへ。
カニの移動が始まると、その道路が閉鎖される。
一部始まったという情報があったらしく、道路情報の書かれた看板もあった。
本当にいた、いた!!
森の中からガサガサとアカガニが音を立てて降りてくる。
森全体がアカガニの歩く音で、不思議な感じだ。
カニが閉鎖されてない方へ行かないように道路の端にフェンスが張られていて、閉鎖された道路を横切って、海に向かって降りて行くのだが、ものすごい数だ。
と言っても、まだほんの一部だが・・・。
今年は雨が少ないらしく、カニの移動も遅れているようだが、カニがいるところは多少でも湿気があるらしくて、やたらに蚊がいて刺されるので、あわてて防虫剤をつけた。
アカガニはかなり大きい。
それがぞろぞろ横歩きで道路を横断して行くのだから、何とも異様な光景だ。
道路を閉鎖できないところでは、溝を作って通り道をつけてやっていた。
カニは2週間かけて海に出る。
先にオスが行き、海岸で穴を掘って待ち、そこにメスが来て産卵する。
赤ちゃんは海の中で育ち、また森に戻って行くのだ。
もちろん親もまた戻る。
その時も、一斉ではないが大移動になるという訳だ。
1億以上のカニの大行進だ。
ニュージーランドのテレビ局が撮影に来ていた。
後からタイの人達も来て撮影していた。

アカガニ
すごい数のアカガニ
アカガニ
バッタを食べるアカガニ
アカガニ撮影隊
アカガニ撮影隊
通行止め看板
カニ横断のため通行止め
アカガニ
アカガニ用の通路
アカガニ
仲良く横断するアカガニ

カニを堪能した後は、アボット・ブービー(カツオドリの固有種)が営巣している場所に行った。
巣があって、高いところに2,3羽とまっていた。
次はマーガレット・ソルという見晴らし場所へ。
素晴らしい景観だ。
ネッタイチョウがゆったりと飛んでいた。
下には昔のリン鉱石採掘場が広がっている。
今はもう掘っていないので、元に戻すように植林をしているそうだ。
それから朝食のために、昨日も行ったリリービーチへ。
昔、リリーちゃんという女の子が波にさらわれたという場所で、そんな名前が付いたとか。
簡単な朝食をとり、一休みした。
抜け駆けしたのか、アカガニが歩いていたり、道路にもけっこうヤシガニがいた。
キンバトも多いようだが、車の中から見たので、写真が撮れない。
Oさんが以前に見たというネッタイチョウの巣があった場所に行ったが、鳥はいなかった。
カジノがあった時にそこで働いていた人達のアパートが残っているが、そのそばの木のうろに巣を作っていたらしい。
猫にでもやられたのだろうか?
その後、もう1箇所ネッタイチョウが営巣している場所に行った。
海岸のそばの売り出し中の1億円の家がある所で、木の根元のヤブの中で2羽のネッタイチョウが卵を抱いていた。
海の透明度は50m前後あり、すばらしい。
沢山の熱帯魚が泳いでいるのがよく見える。
最高のダイビングスポットらしい。
最後にインペリアル・ピジョンの巣を見た。
巣にはハトがいた。
それでバードウォッチングは終了。

アボット・ブービー
アボット・ブービーの巣
アボット・ブービー
アボット・ブービーたち
リン鉱石採掘場跡
リン鉱石採掘場跡
アカオネッタイチョウ
卵を抱くアカオネッタイチョウ
熱帯魚の泳ぐ海
熱帯魚の泳ぐ海
インペリアル・ピジョン
インペリアル・ピジョンの巣

宿でのんびりして、3時頃買い物に出た。
郵便局、インフォメーションセンター・スーパーと回って、お土産と食料を仕入れた。
とにかく暑いので、外にはいられず夕方まで部屋でダラダラ。
6時頃ガイドのFさんが迎えに来て、タクシーで中国料理の店に行った。
ワインの持ち込みも5ドル払ってOKだ。
野菜、豆腐、海老、イカ料理にチャーハン、どれもおいしかった。
久しぶりにちゃんとした食事をした。
2時間ぐらい、食べて、飲んで、しゃべって帰った。
空には満天の星、南十字星は雲の中だったが、雨は降りそうにない。
移動し始めたカニはどうなる?
でも見られて良かった!
島もあと1日になってしまった。

インフォメーションセンター
インフォメーションセンター
ブーゲンビリア
ブーゲンビリア
日没前
クリスマス島の日没