西オーストラリアの旅



・・・ 11月21日(月) ・・・
朝から快晴。
日の出だと、主人に起こされたのが6時前。
1時間の時差のため、テレビではNHKの7時のニュースが始まった。
昨日買っておいたパンなどを食べて、朝食はおしまい。
10時までする事もなく、部屋でうとうと。
10時少し前に準備してフロントで両替、まもなくガイドのHさんが見えた。
ガイドつきのカセットプラン、モンキーマイヤーの旅が始まった。
パンフレットにはガイドはつかないようなことが書いてあったので、日本人のガイドさんつきで一安心だ。

まずは車で空港へ。
パース空港ではなく、「スキッパーズ」という小さな会社のかわいい飛行機で、2時間半の空の旅だ。
チャーター便専門みたいな会社で、飛行機は15人乗りぐらい、ほぼ満席だ。
無論、日本人は私たち3人のみ。
天井に頭のつきそうな美人のキャビンアテンダントがついてサービス満点で、飲み物やお菓子が次々に出てくる。
それほど高いところを飛ばないので、下の景色がよく見える。
赤茶けた広大な大地に、点々と白いものが見えるのは塩湖だ。
開発のため木を切りすぎたのはこの国も同じで、今はまた植林などをしているようだ。

モンキーマイヤーに行く飛行機
モンキーマイヤーに行く飛行機
ラムズウール
ラムズウール
ポンポンマラマラ
ポンポンマラマラ
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名前のわからない花
シャークベイ上空
シャークベイ上空
シャークベイ空港
シャークベイ空港

途中の町で一旦着陸。
5分間だけ外に出してくれた。
周りは一面ワイルドフラワーの咲く草原だ。
珍しい植物ばかりで、あわてて写真を撮った。
前日、J社のデスクでJ社が作ったという日本語のワイルドフラワーの小さな図鑑を買ったが、それを作ったのが、ご一緒してくださるガイドさんだった。
お陰でいろいろな花の名前を教わった。

そして再び飛行機に乗って最終地へ。
掘っ立て小屋のようなエアポートで降りて、車でモンキーマイヤーリゾートへ向かった。
モンキーマイヤーリゾートの入口は貝殻でできていた。
すべて手続きをしてもらえるので助かる。
日本語などわかる人はいそうもないところだから、ガイドさんなしだと、途方にくれるところだった。
部屋で自炊もできるような、テラスハウスのようなホテルで、何部屋かづつ、あちこちに別れて建っている。
昼間は30度ぐらいあって、かなり暑いが、夜は肌寒いぐらいらしい。
遅めの昼食をとってから、内部を案内してもらい、夕食までフリータイム。
レストランのテーブルには、食べ物を置いたまま席をはずさないようにという注意書きがある。
誰もいなくなるとすかさずカモメが食べに来るらしい。
一休みしてから、海岸の遊歩道に出かけた。
見るもの、見るもの、変わった植物ばかりだ。
パースは街中でもハエが多いところだが、ここでもハエが付きまとう。
それに砂地にはアリもたくさん。
虫の苦手な人には向かないかも。

モンキーマイヤーリゾート入り口
モンキーマイヤーリゾート入り口
海岸を歩くカップル
海岸を歩くカップル
一人ぼっちのコシグロペリカン
一人ぼっちのコシグロペリカン
ファンフラワー
ファンフラワー
風のいたずら
風のいたずら
枯れてる?
枯れてる?

7時から夕食。
Hさんが注文してくれて、3人で一緒に食べた。
お腹一杯になった。
食後、星を眺め、Hさんの話を聞いたりして過ごした。
半袖では寒いくらいだ。
Hさんはオーストラリアに来て15年、現地の人と結婚して10年。
もうオーストラリアに骨を埋めるつもりらしい。
自然関係に詳しいご主人の影響で、植物に詳しくなり、図鑑作成ということになったそうだ。
面白い話をたくさんしてもらった。
本当にオーストラリアではガイドさんに恵まれている。
明日はモンキーマイヤーの観光。
イルカは現れるだろうか?