エコロッジに泊まるフレーザー島とラミントン国立公園



・・・ 11月15日(月) ・・・
朝4時頃から、主人は目を覚ましてごそごそするので、私も起きてしまった。
部屋の前が小さな池のようになっているので、次から次へと鳥が飛んでくる。
トカゲや小さなカエルなどもいて、自然観察にはことかかない。
朝食は6時半にしたのでその前に散歩。
ホテルから海岸まで遊歩道になっていて、キバネホオジロミツスイ、メジロキバネミツスイといった小鳥がたくさんいて、虫などをフライングキャッチする。
砂浜にはディンゴのものらしき足跡があった。
島のいたるところにあるのがバンクシア・ツリー(Banksia)という、まるでタワシのような花が咲く木だ
咲き始めから種になって落ちるまで、姿が変わりおもしろい。
ちょっと見ると、タイワンリスかモグラが木にくっついているようだ。
種類も色々あるらしくて、ホテルの前で見たのと、山の中で見たのは違っていた。
山火事が起こった時に、種がはじけて飛び、増えていくという。 ⇒ タワシなわたし

それから朝食のバイキング。
テラスで食べているとハイイロモズツグミがそばまできて、とてもきれいな声で鳴く。

アオツラミツスイ
アオツラミツスイと不思議な木
ディンゴ
ディンゴ注意の看板
ディンゴの足跡
ディンゴの足跡
砂だるま
誰が作った?砂だるま
ハイイロモズツグミ
ハイイロモズツグミ
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名前は何?
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可愛い花
カニの穴
カニの穴
タコ足の木
タコ足の木

8時15分頃、Mちゃんがきて4WDエコツァーに出かけた。
間違って違うバスに乗り、あわてて乗り換えた。
フレーザー島は砂でできた島なので、いろいろな条件で砂が流され、少しづつ変化する。
岩のように見えるのも、すべて砂に植物などが固まってできたコーヒーロックという固い砂だ。
それなのに植物が生え、湖などもある。
サファリラリーのような車高の高いバスで砂の道を走るが、ものすごい悪路。
シートベルトを締めないと転がり落ちそうだ。
バスの中で解説があるが英語なので、Mちゃんが聞いてあとで説明してくれる。
まずはレイクマッケンジーという湖へ。
岸辺は白い砂で、まるで珊瑚礁の海のようで湖とは思えないが、雨水が溜まったものだ。
欧米人は、すぐに水に入りたがる。
何とかいう成分が多く含まれて、お肌がつるつるになるそうだ。
私は足をつけただけ。
湖はすばらしくきれいなのだが、アブがまとわりつくのには閉口した。
次にセントラルステーションという、昔材木を運ぶ鉄道の駅があったところを見て、遊歩道を散歩。
キング・ファーンという長さ7mもあるような大きなシダなどがあり、カワセミの声もしたが姿は見えなかった。
カウリ・パインという木の実はまるで手榴弾のようで、なぜか皆投げていた。

レイクマッケンジー
レイクマッケンジー
レイクマッケンジー
レイクマッケンジー
レイクマッケンジー
レイクマッケンジー

コウモリラン
コウモリラン
カウリ・パインの実
カウリ・パインの実

それから昼食。
午後は海に出て砂浜をドライブだ。
金沢の千里浜のように水辺を走ることができる。
海は珊瑚礁ではないが、砂がケイ素を含んだ白い砂なので、素晴らしくきれいだ。
カラーサンドの層でできたピナクルズのミニ版も見られた。
また海岸には「マヒノ」という難破船があった。
豪華客船としてつくられた船は、1935年運営を終了したあと、日本に売却され、搬送する途中に難破し フレーザー島の浜辺に流れ着いたそうだ。
砂浜に流れ込む川は真水、またもや皆、川に入ってはしゃいでいた。
途中セスナに乗る組もいて、最後に合流。
帰り道、砂漠のような荒涼とした風景が見られるところで休憩、そこでスクリブリー・ガム・ツリーという面白い木を見た。
虫の幼虫が木の皮と木の間に穴を掘り、それがまるで木に落書きしたように見えるのだ。
年に1度木の皮が剥け、幼虫の掘った落書きの跡だけが残るそうだ。
そしてまたすごい山道を通って帰ってきた。

ミニ版ピナクルズ
ミニ版ピナクルズ
海岸ドライブのバス
海岸ドライブのバス
難破船「マヒノ」
難破船「マヒノ」

砂の風景
砂の風景
スクリブリー・ガム・ツリー
スクリブリー・ガム・ツリー
ヒメミツユビカワセミ
ヒメミツユビカワセミ"

みやげ物店で本などを買い、一休みしてからまた海岸まで散歩。
今度はちゃんとカメラを持って行ったが、ディンゴはいなかった。
カワセミを2種類見た。
砂浜には青いカニが作る小さな砂の玉が一杯。
カニの方は遠くにいたので写真は撮れなかった。
夕食は6時からで、またワインを頼んでバイキング。
夜はガイドつきのナイトツァーに行った。
もちろんMちゃんがつきあってくれて通訳してくれた。
面白いカエルや毒グモ、小さなコウモリなどを見た。
とにかく見るものすべてが、日本では見られないものばかりで興味深い。
船着場のところではすごい星空で、流れ星も見えた。
今日も長い1日だった。